■第20回Kフォーラム

第20回 ざっくばらんフォーラム
「AI・ロボットも使ってこそ使われてこそ―
新らたな共創・共生時代を拓く」

開催日:2022年8月25日(木)〜27日(土)
会場:ホテルアソシア高山リゾート


 コロナ感染状況に配慮して2020、2021年度のフォーラムは中止したが、2022年度は、「AI・ロボットも使ってこそ使われてこそ ― 新たな共創・共生時代を拓く ― 」をテーマに、以下の趣旨で開催したい。
 コロナ禍でリモート勤務、オンライン講義、学会や講演会もオンライン、世の中、ディジタル化が進み、社会のありようの変化を実感したのでは。「何でもAI」と言っていた時は過ぎ、AI・ロボットは、実用の段階になり、社会実装も進みつつある。DXの中核技術と目されている。AI・ロボットが本当に実社会で普及し信頼され日常の営みに馴染んだ存在になるには「使ってこそ使われてこそ」ではないか。使ってこそ新しい気付きがあり、使われてこそユーザーの求めが知られる。信頼され頼られる技術が生れる。共創・共生が求められる時代、AIやロボットの最新技術の研究開発、社会実装を精力的に推進されていて、最新の話題を提供し討論を展開していただける方々をお招きし、AI・ロボットの最新技術を使った明るい未来を展望できるような議論の展開をしてみたい。談論風発興味つきないフォーラムになることを期待する。
(世話人代表 名古屋大学・愛知県立大学・豊橋技術科学大学 名誉教授 稲垣 康善)



プログラム
(敬称略)

8月25日(木)
14:00 フォーラム開会

14:10

「デジタル産業に向けたAI・ロボットとの共生アーキテクチャ」
山本 修一郎(名古屋国際工科専門職大学 教授)

15:10

「子どもや障害をもつ人たちを専門にする臨床家はAIに何を期待するのか」
辻井 正次(中京大学現在社会学部 教授)
16:10 「ヒトの認知行動の顕在的・潜在的過程:顔・身体・社会」
渡邊 克己(早稲田大学理工学術院基幹理工学部 教授)
17:20 「ロボット活用の現在 産業・物流・サービス現場のニーズと現状、課題」
森山 和道(サイエンスライター)

8月26日(金)  

9:00 「ロボット実利用の現状と課題 ― できていることも多いが、できていないことも多い」
橋本 学(中京大学 副学長、工学研究科長)
10:00 「AI・ロボットとの付き合い方」
中島 秀之(札幌市立大学 学長)
11:00 「AI・ロボットと、研究成果の社会実装と、社会課題の解決」
川北 秀人(IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人)
12:10 「シンセティックメディア生成とフェイク検知」
山岸 順一(国立情報学研究所コンテンツ科学研究系 教授.博士(工学))
13:30〜
17:30
エクスカーション カミオカラボ視察
(ニュートリノ・スーパーカミオカンデ等のガイドツアー)

8月27日(土)

9:00 「デジタルと繋がる身体の未来:身体性メディアによる経験の共有と拡張」
南澤 孝太(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
10:00 「HAIを高度化するAI技術と社会的実装への課題」
中野 有紀子(成蹊大学理工学部 教授)
11:00 「AI/ロボットと人間が融合した「私」:主体性と自己の帰属について」
笠原 俊一(ソニーコンピュータサイエンス研究所(SONY CSL) リサーチャー)