私たちの生活を取り巻く情報環境は、ハード、ソフト両面で大きく変革を遂げてきております。昔は想像の世界でしかなかったいろいろな事柄が、IT関連技術の発展で現実のものとなる時代です。情報に囲まれて日々生活している私たちが、良好な生活環境を維持していくためには、自然科学分野のみならず、人文・社会科学分野を含めた、情報科学に関する幅広い分野での研究の推進を図っていくことが必要であると確信しております。このような趣旨のもとに、平成8年3月25日、文部省(現文部科学省)所管としては初めての情報科学に関する研究の助成を目的とする財団、栢森情報科学振興財団が発足いたしました。
以来、当財団も15年目に入り、研究助成で326件、フォーラム・シンポジウム等開催助成では72件、特別研究助成では2件、総額31,710万円の助成金を交付してまいりました。平成21年度は、研究助成に2,300万円、フォーラム・シンポジウム等開催助成に200万円を含め、今年度の事業費の予算総額は3,520万円となっております。
当財団は、平成12年3月6日、情報科学振興などの公益に著しく寄与する財団であると、特定公益増進法人に認定され、2年ごとの更新手続きにおいても、再認定を受けております。
今後とも情報科学の発展に寄与できますよう、財団の事業をすすめてまいる所存でございます。
助成への応募の資格を特に限定しないこと、貴重な時間を少しでも研究に向けていただくために煩雑な手数を省くことなどの目的で、できるだけ規制を設けず、門戸を開放しております。
皆さまには、こうした当財団の趣旨をおくみ取りいただき、学術、ひいては社会の発展のためにお役立てくだされば幸いでございます。 今年度も、ご応募を心からお待ちしております。

